美味しいお食事を食べた満腹の午後は、いわき市役所見せる課さんにご協力を頂き、農協で行っているお米の全量・全袋検査の視察へ向かいました。

検査の手順は、下の通りになっています。

 

1袋は、60キロありますが、そんな重い袋もひょいっと持ち上げる機械でラインに乗せて行きます。

生産者は、こういったバーコードラベルとお米を検査場に持ち込み、検査を受けます。

こちらが検査済ラベルです。消費者のみなさんに安心して食して頂くため、こうした検査を実施しています。なかなか見れる検査ではありませんが、私たちはこれからもより多くの方々にこうした現場を直接みなさんの目で見て頂けるよう、視察の機会も作って行ければと思っています。地震や津波の被害だけじゃない、福島には風評被害という大きな問題もあります。簡単に解決できる問題ではありません。だからこそ、続けて行きます。福島のためでもあり、私たちが安全に安心して食生活を送れるように。

「お米検査結果については下記からご覧いただけます。」
https://fukumegu.org/ok/kome/

「全量・全袋検査実施概要」
http://wwwcms.pref.fukushima.j……ouryou.pdf

いわき市役所 見せる課のHPでは、放射性物質測定データや出荷制限なども確認できます。

そして、検査視察の後は、被災沿岸部へ向かいます。3月11日のあの日、豊間にいた志賀さんがバスに乗り、みなさんに震災当時のお話しをしながら沿岸部へ向かいました。

 

まずはじめに、美空ひばりさんの『みだれ髪』でも有名な塩谷崎灯台へ向かいました。

こちらでは、外に下りて、志賀さんのお話しを聞きます。

あの日、子供の写真が入ったデジカメを取りに戻ったが、津波が来て大切な写真を諦めて逃げたこと

逃げ遅れた人を助けたこと

電気も水もガスも何もない暗い、寒い夜をみんなで助け合って過ごしたこと

助け合うということがどれだけ心を強くしたかということ

豊間を襲った津波は、8mとも10mとも言われています。水に浸かってしまった志賀さんのお宅へも立ち寄らせて頂きました。85名の方が亡くなり、未だ5名の方の行方がわからない豊間。そこに来ていた地元の方に、「東京では今でも震災のニュースが流れるの?」と聞かれました。正直今は、原発関連のニュースがほとんどだと思います。私たちの活動は、まだまだ小さなものですが、こうして毎月訪れ、今を伝える役割になって行くんだと改めて誓いました。どんなにキレイに片付いても今も家に帰ることのできない人がたくさんいること。キレイだからこそ、わからないそれまでの豊間の本当の姿。77歳になった区長が震災以来休むことなくふるさとのために闘っていること。いつも私たちを優しく孫のように待っていてくれること。伝えたいことがたくさんあります。だから、伝えて行きます。

 

日も暮れて訪れたのは、いわきら・ら・ミュウ。

福島のお土産品や水産加工品など美味しいものがたくさん並んでいます。

小名浜の海のすぐ側にあるら・ら・ミュウも再開し、元気に営業中です!

地元の魚は、なくても今までの技術がある。がんばっている姿を見に来てほしい。だから再開したというみなさんに会いに来てください。

ある漁師さんが言いました。

「操業したい。」

漁師さんたちは、津波が来た時、船を沖に逃がして助かった船もあります。船があるのに、無事なのに操業が出来ないことがどれだけ辛いか。漁師は漁師でしかないということ。

今回参加して頂いたみなさまには、ご参加頂くだけでなく、寄せ書きも書いて頂きました。たくさんの温かいメッセージは、今回お世話になった各所へお届けさせて頂きました。ささいなことかもしれません。でも、たった一言の「美味しかったです!」「また来ます!」がどれだけみなさんの力になるか私たちは知っています。こんなにたくさん美味しいものを食べてボランティアでいいのかな?グルメツアーだと言って頂いた方もいらっしゃいました。私は、こうして来て頂くこと、見て頂くこと、食べて頂くこと、触れ合って頂くこと、これが何よりの自立支援への道だと思っています。ただ美味しいものを食べただけではありません。今、いわきでがんばっているみなさんが作った命を食べて頂いたと思っています。大切に育てた命が、雑に扱われて、捨てられることがどんなに辛いことだろう。自主規制をして捨ててしまうものもある。大切に大切に育てた命をたくさんの方に食べて頂くこと、美味しいと言って頂くこと、目の前で食べて頂けること、そして何より足を運んで頂けること。これが地元のみなさんにとって、自信にも、明日にも繋がります。

 

そして、ineさんからご紹介頂いた磐城高箸さんの『希望のかけ箸』は、ご参加くださったみなさんへのサプライズプレゼントに。被災3県(岩手・宮城・福島)の杉間伐材を使用した割りばしは、復興のかけ箸となるように願いが込められています。年明け、第3回の募集も始めます。次回、是非ご参加お待ちしております。

「株式会社磐城高箸さんHP」
http://iwaki-takahashi.biz/products.html

今回の企画のためにたくさんたくさん考えてくれた生木葉ファームの佐藤さん、みなさんの笑顔のためにありがとうございました。
事前の仕込み、当日は朝5時から美味しいお食事の準備をしてくれた萩シェフ、いつもシェフを支える奥様、本当に美味しいお食事をありがとうございました。
いつも私たちのわがままを形にしてくれる白石さん、あなたの気持ちがいつもうれしい。
地元のために一生懸命走り回る北瀬さん、これからも一緒に企画する側も参加される側も楽しめる活動を!
見せていくいわきをとお休みの中来てくださった見せる課さん、みなさんに引っ張って頂いてこういった活動が増えるよう貢献していきます。
何よりいわきに、豊間にわざわざ時間を作って来てくださるみなさんのために伝えたいと仕事の合間を縫って写真の準備やお話の準備をしてくれた志賀さんや矢吹さん、辛い話もしてくれてありがとう。

そして、この活動を縁の下の力持ちとして支えてくれているPower of JAPANの全てのメンバーと震災からもうすぐ2年の今、今だからこそ来てくださるボランティアのみなさんに心よりの感謝を。

 

ひとりぼっちで始めた私には、たくさんの大切な仲間が出来ました。

 

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★スペシャルサンクス★

☆ine いわき農商工連携の会のみなさん
http://ine.main.jp/

☆生木葉ファームのみなさん&クララ
http://ine.main.jp/namakiba.html

☆Hagiさん
http://www.hagi-france.com/

☆ファーム・白石さん
http://ine.main.jp/fermshiraishi.html

☆いわき 見せる課さん
http://misemasu-iwaki.jp/about……index.html

☆志賀さん&矢吹さん

☆撮影:Natsuko